踏切における異変

 プロの運転手であっても、突如訪れる故障に対処できることは限られています。しかし冷静になることだけは忘れないようにしましょう。例えば踏切内で動かなくなったりすると、パニックに陥ってしまうものです。なるべく気持ちを落ち着けた上で、まずは乗っている方の安全性を優先しなければなりません。次に、列車や鉄道会社に危険性を知らせる必要があります。現代の踏切のところには警報機等が付いていますから、その警報器を正しく動かすことで、列車の運転士に知らせることが出来ます。警報機は正しくは踏切支障報知装置と呼ばれるもので、多くはボタン式になっています。どこにも同装置が見当たらない場合は、車に備え付けた発煙筒を使って知らせる他ありません。発煙筒さえ発見できない時は、燃えやすいものを使って煙を出すようにします。

 警報機が無事にうごきはじめれば、あとは列車がそこに到着するまでに車を踏切外に出すよう努力します。エンジンが全く動かないようであっても、実は秘策が存在します。マニュアル車であれば、ギアをロー、もしくはセカンドに入れて下さい。クラッチを手順通りにつないで点火できれば、セルモーターが動くはずです。一方、オートマチック車の場合はこの手段が使えませんから、周囲の人にお願いして人力で解決を図るしかありません。そして大型車のケースはそれも難しいでしょうから、車を借りて牽引できないか確認しましょう。  踏切内のこうした対処法は、交差点におけるトラブルに活かすこともできます。いずれにしても大切なのは、パニックに陥らないことです。そして乗客の安全を第一に考えることです。例えば坂道で故障した場合、乗客には直ちに車から離れてもらう必要があります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です