ハイブリッドカーとは

リーマン・ショック以来、世界経済はひどい状況に陥り、自動車業界にも逆
風が吹きました。しかもその逆風には、景気状況に加えて地球環境問題という
別の大きな要素も含まれています。
 近代に入り人類は石炭、石油といった化石燃料を大量に消費してきました。
そのため、待機中の二酸化炭素はかつてないレベルにまで高まってきています。
気候温暖化ガスでもある二酸化炭素の濃度がこのままのペースで上がり続けれ
ば、地球の平均気温は上昇し、人類は様々な災難に見舞われることとなるでし
ょう。このリスクを回避するためには、化石燃料の消費を大幅に削減していく
道しかありません。自動車は化石燃料を消費し走行しているので、今後燃費効
率を改善していくと同時に、化石燃料以外のエネルギー源を探していく必要に
迫られています。
 これまでも自動車は何度か環境問題の矢面に立たされてきました。しかし、
これまでは排ガスによる大気汚染や騒音、交通渋滞など、地域レベル、国レ
ベルの問題でした。ところが現在、新たに持ち上がっているのは地球レベル
で対応していかなくてはならない問題です。これは、誕生から130年余り
を経て、いよいよ自動車も正念場を迎えていると言わざるを得ません。
 徐々に燃費のよくない大型車や高級車ばかりを製造してきた自動車メーカ
ーは淘汰されつつあり、各社は必死に省エネや脱化石燃料を掲げ、開発、研
究に取り組んています。そんな中、脚光を浴びているのがハイブリッドカー
です。ご存知のとおり、ハイブリッドカーは内燃機関(ピストンを使ったエ
ンジン)と電気モーターを組み合わせたパワーユニットを持った車のことで
す。走行状況に応じて、エンジンだけモーターだけとパワーソースを使い分
けることにより、内燃機関の効率の悪さをカバーし、従来の自動車よりも燃
費を向上させるテクノロジーが搭載されています。
 経済不況で国内の乗用車販売が落ち込む中、相次いで発売されたハイブリ
ッドカーは少なからず冷え込んだ市場を活性化させました。

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